春名風花さんへのSNS「罵倒」投稿に問われる罪

春名風花さんへのSNS「罵倒」投稿に問われる罪

ツィッター上で名誉棄損の被害を受けた春名風花さん(写真:日刊スポーツ新聞社)

先日、女優の春名風花さんと春名さんの母親が、ツイッターに虚偽の内容(「彼女の両親自体が失敗作」など)を投稿され名誉を傷つけられたとして、書き込みをした人物を相手取り、慰謝料などの支払いを求めて横浜地裁に提訴したと報じるニュースがありました。

こうした問題は春名さんのような、有名人だけではなく、一般人にも起こりえます。この事件を代表例として、SNSでの名誉棄損に関する法律問題を整理したいと思います。

まず本題に入る前に、法的手続きを取るうえで下記条件を前提とします。

投稿記事を証拠化するために、スクリーンショットによって投稿記事などの画像保存を行う。
被侵害利益(名誉権やプライバシー権という人格権の侵害の有無。※3ページ目の刑事告訴の箇所を参考にしてください)を検討する。

それらを踏まえたうえで、法的手続きを取る流れを確認していきます。

■投稿に対して法的手続きをどうやって踏むか

最初に、全体の流れを整理します。

投稿者→経由プロバイダー→コンテンツプロバイダー→インターネット上での閲覧

この流れを踏み、以下のとおり法的手続きは行われます。

【法的手続き】
@コンテンツプロバイダーに対する発信者情報開示仮処分
A経由プロバイダーに対する発信者情報消去禁止仮処分
B民事訴訟による発信者の住所、氏名、メールアドレスなどの開示請求
C−1 民事訴訟による不法行為に基づく損害賠償請求など
 −2 刑事告訴など

※刑事告訴や被害届提出を含めた警察などへの相談については、必ずしも@からBを経てからでないといけないわけではありません。

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