動いたメルペイ、オリガミ吸収でも続く苦境

動いたメルペイ、オリガミ吸収でも続く苦境

メルペイはオリガミを吸収するが、LINE・ヤフー連合の背中は遠い(撮影:尾形文繁)

これで業界再編は必至だろう。

スマートフォン決済サービスを展開するメルペイは1月23日、同業のオリガミを買収すると発表した。政府による「キャッシュレス・消費者還元事業」の後押しもあり、拡大の続くスマホ決済市場だが、自社持ち出しのキャンペーン合戦に息切れするプレーヤーも出始めている。

オリガミはその最たるケースかもしれない。創業は2012年。スマホ決済・オリガミペイの提供開始は2016年と、業界の中でも先駈け的な存在だった。小売店や飲食店などへQRコード決済サービスの導入を進めてきたほか、東京ガールズコレクション、サカナクションの全国ツアーなど、イベント会場でのサービス提供も行ってきた。

■「勝ち筋」が見えないビジネスモデル

だが、加盟店は国内約19万カ所と、ソフトバンク・ヤフー連合のペイペイ(同185万カ所)など競合他社に圧倒的な差をつけられている。加えて決済専業のスタートアップであることから、決済アプリを窓口に利用者をほかのサービスへ送客して儲ける、といった戦略も取れない。スマホ決済の業界関係者からは「勝ち筋がまったく見えない」という声も多く聞かれていた。

直近までに公表されているオリガミの業績(2018年12月期)は、売上高がわずか2.2億円なのに対し営業利益は24億円超の赤字。

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