京都の「赤字」鉄道路線に残っていた再生の糸口



■バスと鉄道は対極の関係

渡邊 佐和子(以下、渡邊):ウィラーは高速バス事業の最大手まで上り詰めたのにもかかわらず、畑の違う赤字鉄道の再生事業に乗り出したのはなぜですか。

寒竹 聖一(以下:寒竹):人の移動が経済を活性化するという視点で見たときに、バスという1つの手段にとどまらず、面を作っていかなければならないと考えました。

真山 仁(以下、真山):いずれも移動する手段ですが、軌道があるから渋滞しない代わりに、自由度が低い鉄道は、バスの対極にあるともいえます。一般的に新しいビジネスに乗り出す際は、すでに持っているノウハウを利用して延長線上を狙いに行くことが多い。似ているようでまったく異なる業界に踏み入るのは、ゼロから始めなければいけないことが多かったのでは?

寒竹:おっしゃるとおり、まさに鉄道というものを、われわれ自身が勉強するところから始まりました。この数年は、先代からの技術の継承から始まり、そして地元の方々にどう理解してもらえるかを注力してやってきました。

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