「従来の形」にとらわれない結婚式が広がる理由

「従来の形」にとらわれない結婚式が広がる理由

結婚式の形式やスタイルは時代とともに変化していますが、今どきの結婚式事情とは?(写真:Fast&Slow/PIXTA)

最近、久しぶりに結婚式に列席したという方々は、そのスタイルの広がりや変化に驚いたかもしれない。多くの人がイメージする結婚式の常識やカタチから、新たなものが生まれ、そのバリエーションはまさに多様化する現代の象徴のようにも思う。

カタチが変化しても、一貫しているのは、人生の節目において、「承認」「祝福」「誓い」「感謝」といった自分の大切な人々との関わりを実感し、人生の儀式としていることだろう。

日本において結婚の儀式の歴史は古く、さまざまな説があるが、奈良時代の頃には、嫁側の家族が婿に餅を振る舞う儀式があったといわれている。そこから仲人や結納が始まった江戸時代、神前式が始まった明治時代、結婚式が大衆化した昭和時代と、結婚式の形式やスタイルは変化し、今に至っているが、先ほど挙げた本質は変わっていない。

■転換期を迎える結婚式

とくに1990年代頃までは「結婚するのが当たり前」「結婚したら結婚式をするのが当たり前」という価値観が定着し、多くのカップルは結婚とともに結婚式をしていた。

しかし社会全体において「当たり前」という一様な考え方から脱却し、多様な考え方や行動、生き方に広がりを見せる中で、「結婚すること」「結婚式をすること」も当たり前ではなくなってきた。「一択から選択」できるようになり、不変的なものがある一方で、時代とともに変化もしている。

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