新型肺炎で出社の「拒否・時間変更」はできるか

新型肺炎で出社の「拒否・時間変更」はできるか

新型肺炎恐れ出社拒否は困難

新型肺炎で出社の「拒否・時間変更」はできるか

新型コロナウイルス感染の危険を避けるために、時差通勤や在宅勤務を社員が希望した場合、勤務先の会社の判断は?(写真:kasto/PIXTA)

中国・武漢で発生した、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっており、日本においてもその影響は予断を許しません。

一部の企業では、新型コロナウイルスから社員の安全を守るための措置を取り始めています。

GMOインターネット、オトバンクといった企業では、全社的に在宅勤務を原則とする方針を打ち出しました。パソナやユーグレナも、在宅勤務および時差出勤を推奨する方針を発表しました。野村ホールディングスや楽天など、グローバルの事業を展開する大企業では、中国からの帰国者に、在宅勤務や自宅待機などを命じ、社内感染の防止に取り組んでいます。

しかし、すべての企業が、在宅勤務や時差出勤を認めているわけではありません。不安を抱えながら毎日満員電車で通勤している方もいるでしょう。

そこで、本稿では、新型コロナウイルスの拡大に関して、発生することが想定される出退勤時間の変更や万が一感染してしまった場合の休業補償などの想定しうる労務問題を列挙し、それに対する法的見解を整理してみたいと思います。

■出社したくない!

■出社を拒否することはできるのか?

まず、最も極端な例になりますが、混雑した電車での通勤やオフィスの人の多さなどを懸念して一定期間出社をしたくない場合について考えてみたいと思います。

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