コロナショック「食の中国依存」露呈した危うさ

コロナショック「食の中国依存」露呈した危うさ

中国原産、一部中国原産などと書いてある商品をスーパーで購入した(筆者撮影)

新型コロナウイルス感染の歯止めなき拡大で日本列島はもはやパニック寸前の状況に陥っている。影響は、連日伝えられる感染者数拡大だけではない。昨秋の消費税増税でGDP大幅減の日本経済に強烈なダメージを与えている。観光・宿泊関連、運輸、百貨店、製造業、そして株価。旅館やコロッケ業者、クルーズ船会社が経営破綻するなど、コロナ倒産危機が現実のものとなってきた。

見過ごせないのが食の輸入現場だ。日本にとって中国は、アメリカに次ぐ世界第2位の農林水産物輸入相手国である。その依存の実態を明らかにしよう。

■中国はアメリカに次ぐ第2の食材供給基地

2019年の農林水産物の輸出はトータルで約9121億円。輸入合計は9兆5166億円。圧倒的な輸入大国である。国別の輸入金額は、@アメリカ:1兆6470億円A中国:1兆1911億円Bカナダ:5694億円の順。中国のシェアは全体の12.5%となっている(農林水産省「農林水産物輸出入情報」)。日本の食卓にとって、中国はアメリカに次ぐ、なくてはならない食料供給地なのである。

その中国国内での新型コロナウイルスの爆発的感染と移動制限などで食材の収穫、流通が滞り、中国からの輸入が大きく落ち込んだ。家庭の食卓でもなじみの深いニンニクと外食産業で欠かせないタマネギの最近の輸入状況を農水省の植物検疫統計で前年の同時期と比べてみよう。

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