中国最大級「貿易商談会」オンライン開催の実態

しかし商品の細かい仕様のすりあわせや、生産ラインの実地検分などは依然としてオフラインに頼らざるをえないという。

あるイラン人のバイヤーは、「材料の良しあしは実際に商品を触って確かめないとわからない」と財新記者に語った。彼は生業のカバンを買い付けるために広州交易会に過去20回参加してきたが、長年付き合いのある取引先ならオンラインでも支障なく商談できるものの、魅力のある新製品や信頼できる新しい取引先を探すのは容易ではないようだ。

消費者向けのネット通販とは違い、広州交易会はそもそもプロのバイヤー向けの商談会だ。取引当たりの数量や金額が大きく、それだけにバイヤーも慎重だ。商談がオンラインに移っても、正式契約の前にサンプルを取り寄せ、実物を見て判断するのが大前提なのは変わらない。

逆に言えば、今回の広州交易会の成果を以前と同様に開催期間中の成約額で判断するのは難しい。オンラインには時間や空間の制約がないなど、オフラインにはない長所もある。主催者のスポークスマンによれば、将来の広州交易会ではオンラインとオフラインの深い融合を推進していく方針だ。

(財新記者:黄?倫、王?)
※原文の配信は6月25日

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