阪急阪神百貨店が「劇場型」ECを標榜する狙い

いろんなものを試したり、新しいものを発見したり、ちょっと冒険したりというよりは、必要最小限のものだけを買うという形ではないですかね。

そうした中、子ども服が一番売れている。これはある意味、必需品の最たるもので、2カ月も経てば子どもさんも成長して、大きいサイズの服がどうしても必要になる。

一方で、化粧品は決まった品番の買い替え需要だけに絞って、郊外の店舗で買われる傾向がある。都心の化粧品売り場については、インバウンド需要がほとんどないこともあるが、売り上げが非常に悪い。

■インバウンドの回復には2年かかる

――顧客マインドが元に戻るのは、当面先になりそうですか。

インバウンドが元の水準に戻るのは、最終的に2年ぐらいかかるだろう。

2021年に底を打ち、そこから徐々に需要は戻ってくるのでないだろうか。少なくとも今回のコロナに対するワクチンができて、治療薬ができて、それが普及し、日本側が入国規制を緩和する状況になれば、回復してくると思う。

国内客は少しずつ戻っているが、マスクを装着したままの来店で、心から買い物を楽しむマインドではない。完全に戻るのには、1年近くかかるかもしれない。例えば、阪神梅田本店地下にある「スナックパーク」(立ち食い店舗が軒を並べる同店の名物コーナー)は、密を回避するためについたてを置いており、心底楽しめる状況ではない。

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