今夏ゼロ、18きっぷで乗れる夜行列車の衰退史

今夏ゼロ、18きっぷで乗れる夜行列車の衰退史

この夏、青春18きっぷで乗れる夜行列車がついに全廃になる。(写真はイメージです。写真:ruruphoto/PIXTA)

青春18きっぷがJRのみどりの窓口や指定席券売機などで発売中だ。

JRの在来線の普通・快速列車が1日乗り放題のチケットが5回分入ったこのきっぷの価格は1万2050円。1日あたり2410円。東京から大阪までは普通列車や快速列車を乗り継げば9時間ほどで行くことができ、2410円で移動が可能だ。

そんな格安なきっぷだが、東北、北陸、九州の各新幹線と並行する区間がJR線から第3セクター線に転換されて乗車が不可能になった。青函トンネル区間も在来線による運行がなくなり「北海道新幹線オプション券」を購入しなければならないなど、年々遠くまで旅するために活用したいユーザーにとっては使い勝手が悪くなっている。

■青春18きっぷの使い勝手がさらに悪くなった

そしてこの夏、青春18きっぷの使い勝手がさらに悪くなることが起こった。

夜行の快速・普通列車の運行休止である。

新型コロナウイルスの影響で、利用者が少なくなると判断したのだろう。これまで、青春18きっぷが使えるシーズンに東京―名古屋―大垣間で運転されていた「快速ムーンライトながら」の運行を休止したのだ。三重県熊野市の熊野大花火大会、そして長野県諏訪市の諏訪湖花火大会が中止されたことで、大会後に運行されていた臨時列車も運行を取りやめ。

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