日本人が「教育格差すら許容している」衝撃事実

日本人が「教育格差すら許容している」衝撃事実

結果の格差はともかくとしても……(写真:William_Potter/iStock)

これまで日本では親の経済状況によって子どもの教育に格差が生じるのは、機会の平等に反するという考え方が強かった。そのことはアメリカと比較するとまだ劣るものの、曲がりなりにも奨学金制度が準備されていて、所得の低い親の子弟でも、より高い教育を受けられるように、と社会的な配慮がなされていることからもわかる。

少なくとも、本人の責任ではない条件によって発生する教育格差は排除すべし、というのが教育における機会の平等(均等)の精神であり、多くの人がそれを認めていたのである。

ところが、である。そのように広く支持のあった教育における機会平等に対して、黄信号が灯る時代がやってきている。どういうことかといえば、所得の高い親の子弟は高い教育を受けて当然であり、逆に所得の低い親の子弟は低い教育に甘んじるのもやむをえない、と思う人が増加しているのである。

■教育格差を容認する人が増えている

拙著『教育格差の経済学 何が子どもの将来を決めるのか』でも詳しく解説しているが、下の図を見ていただきたい。この図は学校教育の格差に関する、保護者(すなわち親)の見方を示したものである。質問は「所得の多い家庭の子どものほうがよりよい教育を受けられる傾向をどう思うか」という単刀直入の問いであり、本稿での問題意識に合致している。



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