夢の「2拠点生活」こんなはずじゃなかった実態

夢の「2拠点生活」こんなはずじゃなかった実態

都会と田舎を行き来する2拠点生活が注目されているが、想定外の事態に陥ることも……(写真:sunny/PIXTA)

新型コロナウイルスの流行以降、大きく生活様式が変化する中で、地方や郊外への移住、リゾート地でテレワークを活用して働きながら休暇も取るワーケーショーン、複数の住居を持つ2拠点生活などが一段と注目されている。

神奈川県に住んでいた筆者は、今年1月に三重県の山奥に築75年の古民家を購入し、2拠点生活を始めていた。が、コロナの影響をまともに受けてしまい、当初描いていた生活は、想定外の事態に陥っている。コロナ禍の現在の2拠点生活の実態や、コロナ収束後に考えられる2拠点生活の盲点や落とし穴について考えてみたい。

■コロナで2拠点移動は困難に

日本の田舎には共通することだが、コロナへの感染は、とくに高齢者にとっては命に関わる問題であるだけに、とりわけ恐怖感が強い。「県外ナンバー狩り」や「帰省者への嫌がらせ」などは論外だが、都会から来る人や、都道府県を行き来する人への実際的、心理的な抵抗は強い。緊急事態宣言の最中には、神奈川の家に帰ることができず、解除された今も、帰りにくい雰囲気は変わらない。

多くの2拠点生活者がこうした実態に悩んでおり、中には「他県ナンバー狩り」を恐れてレンタカーを借りたり、地方や田舎での生活用に2台目を買ったりして生活する人もいるという。

筆者も、三重の拠点に強制移住となった今、「湘南ナンバー」で走るのはとても居心地が悪い。

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