イタリア人が「再ロックダウン」を望んだワケ

イタリア人が「再ロックダウン」を望んだワケ

イタリアの2度目のロックダウンで最初にレッドゾーンに指定されたのはロンバルディア州、ピエモンテ州、ヴァッレ・ダオスタ州の北部3州と、南イタリアのカラブリア州。写真は2019年10月に撮影されたロンバルディア州都ミラノの大聖堂「ドゥオーモ」(筆者提供)

フランス、ドイツ、そしてイギリスが8月後半から9月にかけて感染を再拡大させていたのに対して、9月中は1日の感染者数を1000人台に抑え、感染対策の「優等生」とまで言われていたイタリア。ところが10月1日に2000人を超えた後は、タガが外れたように第2波の感染カーブは急激に上昇していった。10月16日には1万人(1万10人)、25日に2万人(2万1273人)と増え続け、3万550人になった11月4日、政府はロックダウンを決めた。

ロックダウンと言っても、3月、4月の第1波で決められた全国一律型ではなく、感染状況によってイタリア20州を赤、オレンジ、黄色に色分けした。赤、つまりレッドゾーンに指定されたのは、第1波のときにも感染状況が特に深刻だったロンバルディア州(州都ミラノ)、そしてピエモンテ州(州都トリノ)、ヴァッレ・ダオスタ州(州都アオスタ)の北部3州と、南イタリア、ブーツのつま先に位置するカラブリア州(州都カタンザーロ)の全4州だ。

■外出する場合は「自己申告書」を携帯

学校は中学2年生以上はオンライン授業になり、外出は必要最低限以外は認められない。必要があって外出する場合も、氏名、住所などのほか、外出理由、行き先の住所などを細かく記入した自己申告書を携帯する。違反すれば400〜1000ユーロ(日本円にして約5万〜12万5000円)以上の罰金。

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