木村拓哉の「教場」に原作ファンが違和感抱く訳

木村拓哉の「教場」に原作ファンが違和感抱く訳

"教場II"に原作ファン憤る訳

木村拓哉の「教場」に原作ファンが違和感抱く訳

ドラマ『教場』に原作ファンが抱いた違和感とは?(写真:ドラマ『教場U』公式サイトより)

昨年と今年の正月に放送されたフジテレビのドラマ『教場』『教場U』。長岡弘樹の小説が原作で、警察学校が舞台。異種の学園モノかと思いきや、きっちり警察ミステリかつ苦い青春群像劇。

私自身はそこそこ楽しんだが、原作をこよなく愛する編集者のひとりが「違和感しかない」と憤る。原稿にするならば、原作との違いや違和感の根源はつかんでおかねばなるまい。

ということで、読んでみた。『教場』『教場2』『教場0』そして『風間教場』の4冊を。



面白かった。ページをめくる手が止まらず。私の「教場に対する思い」が固まったので、まとめてみる。

■原作のエピソードに忠実だった2020年版

若者が警察官になるべく、厳しい訓練を受ける設定なので、基本的には若手俳優の活躍の場になる。しかも『教場』では規律や心得を学ぶ以前に、人としての倫理観や警察官としての素質を徹底して「篩(ふるい)」にかけられるのが特徴。

学生の前に立ちはだかるのは、「風間公親」という元刑事で義眼の教官だ。嘘をつく者、罪の意識が欠如した者、偏った思想の者を看破し、容赦なく退校届を突き付ける。

「警察官の制服を着せてはいけない人材」というのは、ドラマでも重要な役割だ。そこに配置された実力派の若手俳優は強く印象に残った。

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