レクサスLS「初期型の不評」克服した熟成の中身

レクサスLS「初期型の不評」克服した熟成の中身

レクサス「LS」。2017年の登場時は乗り心地や走行性能に課題が指摘されていたが、最新モデルは?(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

レクサスのフラッグシップセダン「LS」。運転を楽しむためのドライバーズカーであり、時に後席の同乗者を送り届けるショーファードリブンとしての役割も担う。言い換えれば、ドライバーの運転操作を素直に反映する躍動的な走りと、極限まで滑らかで車両挙動を安定させた静かな走りの両立がLSには求められている。

現在のLSは2017年10月に登場した5代目で、2020年11月には大幅なマイナーチェンジが行われた。LSの数え方と車名には導入時期や地域によって差が設けられ、北米や欧州では初代からレクサス「LS」だったが、日本では同じボディ構造でバッジ違いの右ハンドル車を長らくトヨタブランドの上級セダン「セルシオ」として販売していた経緯がある。

日本では2005年にレクサスブランドが立ち上がり、翌2006年に通算4代目となるLSが国内向けの初代レクサスLSとして導入された。同時にセルシオは整理され、国内市場では「クラウン」の上位モデルであった4代目「クラウン・マジェスタ」がセルシオのポジションにつく。

■静粛性・乗り心地、乗り味、電動化・自動化の3層

「初代LSこそレクサスの原点」とは、レクサスインターナショナル チーフエンジニアにして現LSの開発主査である武藤康史氏の言葉だ。氏は続けて「レクサスでは中長期ビジョンを次の3層構造で目指しています。

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