米英仏3カ国がシリアに武力行使 けが人は3人だけとされトランプ大統領の茶番との声

米英仏3カ国がシリアに武力行使 けが人は3人だけとされトランプ大統領の茶番との声

記事まとめ

  • シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして、米英仏3カ国がシリアに武力行使した
  • 攻撃に対し、プーチン大統領やイランの最高指導者ハメネイ師が強く非難している
  • しかし、人的被害は3人のけが人だけとされ、トランプ大統領の茶番との声が出ている

シリア攻撃はトランプの“茶番” 被害は3人のけが人だけ?

シリア攻撃はトランプの“茶番” 被害は3人のけが人だけ?

14日、ホワイトハウス前でシリア攻撃を抗議する人々(Photo by Tasos Katopodis/Getty Images)

米英仏3カ国が4月14日未明、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したとして武力行使に踏み切った。しかし、アサド氏に対するトランプ米大統領の強硬な言葉とは裏腹に、攻撃はロシアやイランに被害が出ないよう抑制された出来レースのような趣が強く、アサド政権の戦争継続能力に「なんら影響のない“茶番”」(ベイルート筋)。かえって米欧の及び腰が浮き彫りになった。

■新しいレッドライン

 攻撃が行われたのはシリア現地時間の14日午前4時。ほぼ1年前の米単独攻撃では標的は1カ所だったが、今回はダマスカス近郊の科学研究所、中部ホムス県の兵器工場、貯蔵所など化学兵器に関連した施設3カ所が標的となった。発射された巡航ミサイルも前回のほぼ2倍の105発(米発表)に上った。

米軍は地中海上の艦船3隻とB1戦略爆撃機が、英軍はキプロスの基地から発進したトーネード戦闘機4機、潜水艦1隻が、仏軍はミラージュ戦闘機とフリゲート艦4隻がそれぞれ作戦に参加した。英仏が攻撃に賛同し、西側主要国の結束を示すことができたのはトランプ大統領にとっては大きな成果だった。

 しかし、ダンフォード米統合参謀本部議長によると、ロシア側にはシリアでの衝突を回避するホットラインを通じて、事前に通告していたといい、ロシア軍は標的周辺から退避するなどして被害はなし。

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