合併会社の名前は「力関係」より「良い名前」を

合併会社の名前は「力関係」より「良い名前」を

(James Woodson/iStock)

企業が合併すると、全部の企業の名前を並べた非常に長い名前の新企業が出来ることもありますが、あれは勘弁ですね。当事者間の力関係や内部事情を反映したものなのでしょうが、それは当事者の都合であって、部外者にとっては単なる迷惑です。特に銀行の場合は振込先口座の銀行名を記入させられる場合が少なくないので(笑)。

 新日鉄住金が日本製鉄に社名を変更するそうです。4月には三菱東京UFJ銀行が三菱UFJ銀行に改名しました。部外者としては、名前が短くなるのは歓迎です。そこで今回は、合併会社の名前について考えて見ましょう。

 日本企業は、若干変質したとは言え、「会社は家族」ですから、合併しても社員には合併前の所属会社の色が付いており、派閥争いなども当然のように起こるのでしょう。そこで、吸収合併だとか対等合併だとか、様々なことが言われるわけです。

 会社の名前についても同様ですね。「吸収合併する方の名前が先に来るのが当然だ」「吸収合併される方の社員の自尊心を保つために、あるいは吸収合併ではないという建前を表明するために、吸収される側の名前を先に出そう」といった配慮が働き得るようですが、いずれにしてもどういう配慮が働いたのかを詮索されることになるわけです。

 派閥争いは、合併していない会社の中でも発生するわけですから、ある程度仕方ないと思いますが、企業名についても拘りを持つ人が多いですね。

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