米国防権限法でも際立つ対中強硬姿勢

米国防権限法でも際立つ対中強硬姿勢

(bazzier/TopVectors/iStock)

7月26日、米下院は2019予算年度の国防予算の大枠を決定する国防権限法(NDAA)を、賛成359票、反対54票で可決した。同法案は既に上院で可決されているので、これで法案が成立したことになる。NDAAの要旨は、18頁のレポートになっており、下院軍事委員会のサイトで読むことができる。以下では、そのうち中国に関する部分を紹介する。

・米国国防戦略は、中国を戦略的競争相手と位置付けている。中国は独裁的方向に世界を形作ろうとし、不安定化させる行動で、米国や同盟諸国の安全保障を脅かしている。これに対抗して、同盟諸国や友好国を安心させるため、NDAAは次のことをする。

・ファーウェイ又はZTEが製造する危険な技術を米国政府の省庁が使用することを禁止する。

・政府全体の対中戦略を指示する。

・国防長官に、「インド太平洋安定化構想5年計画」の提出を求める。

・海洋安全保障構想(MSI)の権限を更に5年間、延長する。

・インドを主要な防衛パートナーとして位置づける。

・海軍軍事演習RIMPACへの中国の参加を禁止する。

・南シナ海における中国の軍事的、威圧的行動に関する公的報告を求める。

・台湾の防衛能力の向上を支援する。

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