私が上司を怒鳴りつけ、手帳をぶつけた本当の理由

私が上司を怒鳴りつけ、手帳をぶつけた本当の理由

(Jarin13/Gettyimages)

今回は、連載の第1回目の記事『パワハラ上司に「この野郎!黙れ!」 手帳をぶつけて応酬』に登場していただいた男性にあらためて取材を試みた。1回目の記事ではご本人の意向もあり、匿名だった。今回は、実名で紹介させていただくことで了解がとれた。

 北海道の函館市で行政書士事務所を経営する行政書士の嶋田不二雄さん(57歳)で、遺言、相続、内容証明、任意後見、契約書作成、法人設立、自動車登録、各種許認可申請など幅広い業務を扱う。

 嶋田さんは、かつて外資系の大手損害保険会社の支社に勤務していた時、上司に対し、手帳をぶつけた経験がある。今回は、そのことをもう一度振り返っていただき、上司と部下の関係についての考えをお聞きした。

■「俺が怒ったら、こんなもんじゃない!」

 15年以上前のことですが、今振り返ると、突発的な行動とはいえ、私の行動は大人げなかったと思います。そのようなことを頻繁にしてきたわけではなく、あの時だけです。

 前々から、あの上司(支社長で、40代半ばの男性)に対しては思うことがありました。ふだんから、営業部の私たち10数人の社員を見下すようなところがあったのです。本社(東京)にいる役員にはずいぶんとへつらうのですが、部下である私たちには「お前ら」という物言いをします。支社には、15人ほどの社員がいましたが、そのほとんどが陰では上司に対し、不満を言っていました。

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