相次ぐ腹心の裏切りにショック、9月はトランプの正念場

相次ぐ腹心の裏切りにショック、9月はトランプの正念場

(AFP/AFLO)

かつての信頼していた腹心が相次いで裏切り、法廷で不倫もみ消し工作などを暴露、トランプ米大統領は就任以来最大の窮地に追い込まれている。大統領は「不正な魔女狩り」と強く反発しているが、議会が夏季休暇を終えて再開する9月には、新たな裁判も始まって追及がさらに本格化することが予想され、「大統領の弾劾」という声が高まりそうだ。

■“金庫番”も陥落

 トランプ氏にとって、何といって痛かったのは元顧問弁護士マイケル・コーエン氏(51)のニューヨーク連邦地裁における8月21日の爆弾証言だ。同氏は捜査当局と司法取引した上で、8つの罪を認め、2016年の大統領選挙直前の10月、「大統領候補者」(トランプ氏)の指示で、トランプ氏の不倫の口止め料としてポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんに13万ドルを支払ったことを暴露した。

 しかもコーエン氏はこの支払いが選挙に悪影響を与えないためだったと証言し、選挙資金法に違反していることを認めた。トランプ氏の指示による支払いであれば、同氏も「共謀共同正犯」の可能性が強まる。コーエン氏はプレイボールのモデルだったカレン・マクドゥーガルさんにも間接的に15万ドルの口止め料を払った、という。

 トランプ大統領はコーエン氏の証言を「捏造」と非難する一方で、支払い自体の犯罪性を否定。支払いについては「後で知った」ことであること、出所が選挙資金ではなく自分のカネであること、コーエン氏がそれを勝手に使ったものであること、などと弁明した。

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