コフィ・アナン氏のボディガードとの思い出

コフィ・アナン氏のボディガードとの思い出

亡くなったコフィ・アナン氏(写真:ロイター/アフロ)

コフィ・アナン氏が8月18日に亡くなった。ガーナ出身のアナン氏は、1997年から2006年まで国際連合事務総長を務め、2001年にノーベル平和賞を受賞している。

 アナン氏の訃報を聞いたとき衝撃を受けたのは、実はわずかながら個人的なご縁があったからである。筆者が現在住んでいるニューヨークのアパートメントの、お隣の部屋がアナン氏の住居だったのだ。

 筆者がもう30年ほども住んでいるのは、マンハッタンの東側にあるイーストリバーの中洲、ルーズベルトアイランドである。中産階級向けに開発されたアパートメントビルが立ち並ぶここは国連から比較的便が良く、現在でも国連関係者が多く住んでいる。

■アナン氏引越し後は、妹家族がお隣に

 直接話をしたことはないものの、アナン氏が国連事務総長に就任する前には、何度も近所でお見かけしたことは覚えている。長身で品が良くオーラがあり、いつも穏やかな表情の落ち着いた紳士だった。

 もっとも筆者が隣のビルから今のビルに移ってきたときは、すでにアナン氏は国連事務総長に就任し、国連ビルに近いマンハッタンの高級住宅街、サットンプレースに引っ越していた。

 「おたくのお隣は、前にミスター・アナンが住んでいたんだよ」と教えてくれたのは、ドアマンのジミーだった。

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