文大統領の光復節演説に見る進歩派の歴史観

文大統領の光復節演説に見る進歩派の歴史観

(BullStorm/y-studio/Igor Ilnitckii/iStock)

韓国の文在寅大統領は8月15日、ソウル龍山の国立中央博物館で、光復節(解放記念日)の演説を行なった。もとより長大な演説だが、注目すべき点をごく絞って挙げると、次の通り。

・親日派の歴史は、決して我々の歴史の主流ではなかった。我々の独立闘争は、世界のどの国よりも激しく、光復は外から与えられたものではない。

・多くの埋もれた独立運動の歴史がある。特に女性の独立運動は深く埋もれてきた。これらを発掘していく。

・第二次世界大戦後、植民地から解放された国の中で、韓国ほど経済と民主化の双方を達成した国はない。

・我々は、南北分断を克服するために、我々の運命の責任を果たそうとしている。我々の生存と繁栄のため、必ず分断を克服しなければならない。南北間の平和、自由な往来、一つの経済共同体の構築などが、真の光復になる。

・9月に開催予定の第三回南北首脳会談では、朝鮮戦争の終結宣言、平和協定の締結、朝鮮半島の完全な非核化に向けて前進する。

・朝鮮半島問題においては我々こそが主役である。米朝関係進展の副産物として南北関係が前進するのではない。南北関係の進展こそが朝鮮半島の非核化の原動力である。南北関係が良かった時期には、北朝鮮の核の脅威が減少し、非核化の合意にまで至ることができた。

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