はめを外す時もあっていい、健康管理は食べる頻度で

はめを外す時もあっていい、健康管理は食べる頻度で

図1 ユネスコの公式ウェブサイトの世界無形遺産リストの紹介ページ
健康に関する言葉はない。ユネスコの決定文書の中では次のように表現されている。
Inscription of Washoku could raise awareness of the significance of the intangible cultural heritage in general, while encouraging dialogue and respect for human creativity and for the environment, and promoting healthy eating;
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*第1回、第2回はこちら

■日本の和食研究は自画自賛?

松永:前回、欧米での研究結果、エビデンスをすぐに当てはめてこうしろ、ああしろ、というのではなく、日本人の食生活の把握からだ、というお話をお聞きしました。近年、和食は健康によいとか、日本の伝統的な食文化はすばらしい、などと言われています。ユネスコの「世界無形遺産」にも認められて、昔に返ったら健康になれると言わんばかりの食育が行われている現状もあるのですが。

佐々木:そもそも、和食の定義ってなんでしょう? しっかりとした定義が決まらないまま、いろいろなことが語られています。それに、ユネスコの世界無形遺産は文化としての認定ですよね。ユネスコの公式文書では健康についてどのように説明されていますか?

松永:ユネスコの公式ウェブサイト(英語)で今、調べました。世界無形遺産リストの中の和食紹介のページ https://ich.unesco.org/en/RL/washoku-traditional-dietary-cultures-of-the-japanese-notably-for-the-celebration-of-new-year-00869 に、健康を意味する説明は一言もありません。米や魚、野菜などナチュラルでローカルな材料が使われていることなどには触れられています。

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