台湾とエルサルバドルの断交、中国の圧力と米国の非難

台湾とエルサルバドルの断交、中国の圧力と米国の非難

(Pomogayev/lantapix/charles taylor/iStock)

台湾とエルサルバドルは8月21日に外交関係を断絶し、これで台湾と国交を持つ国は世界で17か国となった。エルサルバドルとの断交について、台湾の外交部(外務省)は、以下のような声明を発表している。

 8月21日、台湾はエルサルバドルとの外交関係を断絶、同国への協力・支援プロジェクトを終了させ、在サン・サルバドル大使館を閉鎖し、全ての技術的スタッフを召還する。

 2017年以来、エルサルバドル政府は繰り返し同国東部のラ・ウニオン港の開発に台湾が巨額の拠出をするよう、要求してきた。台湾政府はアセスメントのための技術チームを派遣し、同プロジェクトは台湾とエルサルバドル双方に、巨額の負債をもたらし得るとの結論に達した。それゆえ、台湾はエルサルバドルの要求に同意できなかった。台湾は責任ある政府として、同じ考えの多くの他の国々と同様、ラ・ウニオン港についてエルサルバドル政府への支援を約束できなかった。

 一方、エルサルバドルでは2019年2月に大統領選が予定されている。エルサルバドルの与党は、世論調査で後塵を拝し、台湾に選挙資金の支援を求めてきた。それは民主主義の原則に反することであるから、台湾政府はそのような要求には応じることができなかった。

 台湾は、教育、農業、インフラ等、両国の国民の幸福につながるあらゆる分野での二国間協力に、しかるべき考慮をする用意がある。

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