これまでになく鮮明に対中強硬姿勢を示す台湾・蔡総統

これまでになく鮮明に対中強硬姿勢を示す台湾・蔡総統

(alphabetMN/AzFree/lantapix/iStock)

台湾の蔡英文総統は、10月10日の双十節(中華民国建国記念日)演説で、これまでになく鮮明に中国に対する強硬な姿勢を示した。以下に、同演説のごくあらましを紹介する。

 過去2年間、私(蔡英文)は、一貫して次のことを主張してきた。2300万の台湾人の自由で民主的な生き方を守る。中華民国の持続的な発展を守る。両岸の平和と地域の安定を維持する。これらは全台湾人にとり最大の共通の了解だ。

 全世界が中国の影響力拡大に直面する中、台湾政府は、世界に台湾の強さと復元力を見せたい。

 台湾人は、外部勢力が一方的に台湾海峡の現状を変えることを、決して受け入れない。国際社会は、普遍的価値を破ることを決して承認も支持もしないだろう。

 私は再度、北京の権威主義者たちに、責任ある大国として、紛争の源となるのではなく、地域と世界のためにプラスとなる役割を果たすよう求める。

 我々は、対立を激化させるような行動に走らない。両岸関係を危うくするような挑発もしないが、国民の意思から離れて台湾の主権を犠牲にすることもない。

 我々は、安定と順応性を追求し、前進する。我々は、この道を着実に歩むべきだ。

 効果的な対応戦略の基礎は国の強さにある。それゆえ、目下、我々の最も重要な任務は、国家安全保障、経済、社会的セーフティネットの強化である。

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