加速する香港の中国化、補選で民主派が敗北

加速する香港の中国化、補選で民主派が敗北

当選した親中派の陳凱欣氏 (ISD)

11月25日、香港で立法会(議会、定数70)補欠選挙が行われ、親中派が支持した元香港政府職員の陳凱欣(レベッカ・チャン)氏が初当選を果たした。民主派は今年3月に行われた補欠選挙でも保有していた議席を落としており、退潮傾向が鮮明になった。

 2016年に行われた立法会選挙の直接選挙枠では、当選した民主派議員6人が、議会宣誓の中で中国を揶揄するような文言を加えるなど規定通りの方法で宣誓をしなかったとして、裁判所が当選無効という判断をした。

 無効となった6議席のうち4議席の補欠選挙を今年3月に実施したが、民主派は4議席を守るどころか2議席の獲得にとどまり、実質、敗北となった。そして今回は、残る2議席のうち西九龍選挙区の1議席についての補欠選挙だったが、またも民主派が敗北した。

 16年の選挙で落選した民主派の重鎮、李卓人氏が選挙区替えをして立候補したが、同じく民主派で西九龍を長年地場としてきた民主民生協進会(ADPL)所属の馮検基氏がこれに反発。彼も16年の選挙で敗北しており、18年3月の補欠選挙では参戦する意志を示したものの、民主派候補を一本化するために行われた「民主派内の予備選挙」で敗北し、出馬を断念した経緯がある。

 今回は、3度目の正直とも言える選挙戦で、李卓人氏が落下傘的に立候補することは腑に落ちなかった。

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