「クロスロード 群衆の正義」警官・舘ひろしとジャーナリスト・神田正輝が明らかにするネット社会の「暴力」

「クロスロード 群衆の正義」警官・舘ひろしとジャーナリスト・神田正輝が明らかにするネット社会の「暴力」

(silvabom/iStock/Getty Images Plus)

NHKプレミアム「クロスロード」(毎週日曜よる10時)は、舘ひろしの警官・尾関辰郎と神田正輝のジャーナリスト・板垣公平が、それぞれの視点から事件に取り組む。ふたりはときに反目し、ときに協力しながら謎を解いていく。2016年2月に始まったシリーズは、「群衆の正義」を副題にして第3シリーズを迎えた。

 刑事物の陰惨な殺人現場も、騒々しいパトカーの音も、ジャーナリストの派手な動きも、このシリーズにはない。画面にスキャットの声が流れて、ドラマは余韻を残しながら静かに展開していく。今季ドラマも「相棒」(テレビ朝日)や「ドロ刑」(日本テレビ)など、刑事物がゴールデンタイムに並んでいる。それはそれとして、「クロスロード」の舘と神田の渋い演技に浸ってみてはいかがだろうか。

■殺人事件の真相に迫る刑事とジャーナリスト

 尾関辰郎(舘)はかつて警視庁捜査一課の敏腕刑事だったが、冤罪事件をマスコミにリークしたことから左遷されて、青梅中央署警務課から大森臨港署刑事課そして警務課勤務になった。定年の歳を迎えて、署長からは定年延長で警察に残るように勧められるが、辞めるつもりである。

 板垣公平(神田)の記者人生も紆余曲折経てきた。大手新聞社からフリーランスの記者となって週刊誌に活躍の舞台を求めた。しかし、中学一年生の女生徒の自殺事件を追って、学級内のいじめを報道、それによって加害者の女生徒がネットに名前がさらされ、彼女は自殺未遂事件を起こす。

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