自信が育たない「ダメ出し」教育はもう時代遅れ

自信が育たない「ダメ出し」教育はもう時代遅れ

(SergeyNivens/iStock/Getty Images Plus)

■自分のいいところを言えますか?

 先日、ある子育てセミナーで、参加者のお母さん達にこんな質問をしました。

 「みなさんは、自分のいいところはどんなところだと思いますか? 自分のいいところを教えてください」

 すると、会場は一瞬しーんと静まり返り、その後、「そんなものはありません」「そんなことは考えたこともありません」と答える人がほとんどでした。

 同じ質問を企業の人材育成セミナーで聞いたときも、同じような答えが返ってきました。

 仕事でも子育でも、日本人の多くは、自分のいいところを口にすることが苦手ですよね。そういうことに慣れていないし、言ってはいけないと思っている人もいるようです。

 でも、それは個人の性格というよりは、日本人特有の文化が影響しているように感じます。

 子育て世代である今の30〜50代の人は、子どもの時からテストで学力を測られていました。よい成績をとり、より学力の高い学校を目指し、受験で勝ち、就職で勝つ。

 そうやって、より100点に近づくことを目指す教育を受けてきました。すると自然と、穴を潰すことが大事になってきます。教える側も間違いやダメなところばかりに目が向きますから、いわゆる「ダメ出し」のくり返しで育てられてきた世代といえます。

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