苦悶の新年を迎えたトランプ・ホワイトハウス

苦悶の新年を迎えたトランプ・ホワイトハウス

(iStock.com/flySnow/Purestock)

就任3年目を迎えたトランプ政権の前には、年明け早々から次々に難題が待ち受けている。しかし、側近たちの人事含めこれらに対処するだけの十分な態勢がホワイトハウスで整わず、政権内には沈鬱なムードも漂い始めている。

 「自分はあわれにも、ホワイトハウスの中でたった一人。なんとしても必要な国境警備について取引するため(下院で多数派となる)民主党のカムバックを待ちわびている……」

 トランプ大統領はクリスマス・イブの24日、自らのツイッターの中で、最優先課題としてきたメキシコ国境沿いの「壁」建設予算確保のめどが立たなないことにいらだち、めずらしくこんな弱音を吐いて米マスコミで大きな話題となった。就任以来、さまざまな懸案が出てくるたびに側近たちの助言に耳を貸すことなく「最終的に問題解決できるのは自分だけ」と豪語してみせた頃とは、様変わりだ。

 本来なら、クリスマス前から新年始めにかけて2週間程度の休みに入り、フロリダの自分の別荘地「マール・ア・ラゴ」に滞在、ゴルフ三昧でのんびり過ごす予定だった。しかし、連邦議会が準備した暫定予算案の中に十分な「壁」建設予算が含まれておらず、大統領が同予算案の署名を拒否したことから、公務員、一般職員給与も凍結となり、政府一時閉鎖状態に追い込まれた。

 自らの決断で混乱を招いた以上、さすがに政府閉鎖状態のまま、一人だけワシントンを抜け出し休暇に入るわけにもいかず、やむなくホワイトハウスに閉じこもり、「憂鬱なクリスマス」(ワシントン・ポスト紙)を過ごすことになった。

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