「共感資本主義」が生み出すチカラ

「共感資本主義」が生み出すチカラ

(cifotart/Gettyimages)

経済ジャーナリスト磯山友幸氏による、月刊Wedge連載「地域再生のキーワード」では丸4年全国48カ所をめぐってきた。このほど、連載のなかで登場していただいた方々を中心に集合していただき、「未来を創る財団」(國松孝次会長)主催で「地域おこし人(じん)サミット」を開催した。

 今回のテーマは「共感資本主義」。日本ファンドレイジング協会代表理事の鵜尾雅隆さんと、北海道に戦後初めて新たな酒蔵を建てた上川大雪酒造の塚原敏夫さんのプレゼンを中心に、キーマンたちの議論を紹介する。(コーディネーター:イノウエヨシオ氏)

■キーワードは「市場の見えざる心」

鵜尾 日本ファンドレイジング協会の鵜尾雅隆と申します。これまで私は、「寄付」や「社会的投資」を進めようと取り組んできましたが、日本社会の人口ピラミッドが1980年と2030年でこれだけ変化する中で、「今までと同じやり方できるのか問題」というのひとつのテーマとしてあります。

 例えば社会保障ひとつとっても、民間資金の活用の仕方とか、いろいろなことを考えていかなければいけないのだろうと思います。

 世界に視野を広げると、ヨーロッパもアメリカも低成長時代で、高齢化しています。中国も一人っ子政策をやってきたので、これから大変な少子高齢化時代を迎えます。

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