最もおいしい台湾野菜はこれ!ダイバースーツで収穫する「水蓮菜」

最もおいしい台湾野菜はこれ!ダイバースーツで収穫する「水蓮菜」

水蓮菜の炒め物。音が出るほどシャキシャキしています

この水蓮菜は沼地に生え、全長はなんと3メートルにもおよびます。「タイワンガガブタ」という和名もありますが、日本では食用されることはなく、水槽に入れる水草として用いられています。

 台湾でも全土で栽培されているわけではなく、台湾南部・高雄市郊外の美濃という土地だけで栽培されています。以前は美濃湖という湖で自生するだけで、生産量も少なく、台湾北部には流通していなかったのですが、需要の増加に伴い、現在は湖の水を引き込み、ため池のようなところでも栽培されるようになっています。流通量も増え、今では台北の市場やスーパーでも見かけます。

■水蓮菜の故郷、「美濃」を訪ねる

 水蓮菜はどのように栽培され、収穫されているのでしょうか。私も興味が湧き、産地である美濃を訪れてみました。高雄からバスに揺られること約1時間、車窓にはのどかな田園風景が広がります。

 ここ美濃は日本統治時代、タバコの栽培で名を馳せていましたが、戦後にこれは衰退。現在は稲作と商品作物の栽培が盛んです。特に大根やミニトマト、パパイヤ、レモンなどが多く栽培されています。タバコについては往時の様子は見る影もありませんが、崩れかかった状態ながらも、タバコの葉を乾燥させる木造家屋を見かけることが今もあります。

 美濃の人口は約4万人。

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