太平洋国家・日仏の海洋協力拡大

太平洋国家・日仏の海洋協力拡大

(siiixth/Bullet_Chained/Marina Parfenova/Anne Quadflieg/iStock)

2019年1月11日、第5回日仏「2+2」(外務・防衛閣僚会合)が、フランスの北西部ブルターニュ地方にあるブレストという町で開催された。ブレストは、フランス第2の軍港である(第1の軍港は地中海に面すトゥーロンである)。日本からは、河野太郎外務大臣と岩屋毅防衛大臣が、フランスからは、ジャン=イヴ・ル・ドリアン欧州・外務大臣、フロランス・パルリ軍事大臣が出席した。同会合後には、33項目にわたる「第5回日仏外務・防衛閣僚会合 共同声明」が発出された。

 日仏4大臣は、日本とフランスが、基本的価値と戦略的利益を共有する「特別なパートナー」であることを確認した。2019年は、フランスがG7サミット(先進7か国首脳会議)の議長国を務め、日本がG20大阪サミットの議長国を務める。そういう意味では、両国が共通の将来ヴィジョンを有して連携して行くことが重要になる。

 「自由で開かれたインド太平洋地域」に関して、共同声明では、「アフリカ及びアジアの第三国における協力を促進していく」ことや「関係する全てのパートナーと連携しつつ,海洋安全保障や開発途上国における能力構築の強化といった分野で具体的な協力を推進すること」が確認された。すなわち、日仏間のみならず多国間の協力でも、第3国に対しても支援して行くことになる。

 日本の海上自衛隊とフランス海軍との協力については、2018年2月に仏海軍フリゲート艦「ヴァンデミエール」が日本に寄港したが、本年の再寄港も検討され、また2019年前半には、仏空母「シャルル・ド・ゴール」を中心とする仏空母機動群がインド洋に展開する機会に、海上自衛隊と共同訓練をする予定である(共同声明第23項目)。

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