「メゾン・ド・ポリス」刑事・高畑充希と元刑事チームの推理

「メゾン・ド・ポリス」刑事・高畑充希と元刑事チームの推理

(EvgeniiAnd/iStock/Getty Images Plus)

TBS金曜ドラマ「メゾン・ド・ポリス」(よる10時)は、元警察官たちが住むシェアハウスの人々がチームを組んで、所轄署の刑事部長・牧野ひより(高畑充希)が事件を解決する異色の刑事物である。メンバーには、オーナーである元警視庁副総監の伊達有嗣(近藤正臣)、管理人の警務畑一筋を歩んだ高平厚彦(小日向文世)、鑑識のプロだった藤堂雅人(野口五郎)と、専門家集団である。

 そして、シェアハウスの雑用係として洗濯やアイロンかけなどを担当する、元警視庁捜査一課の主任警部補・夏目惣一郎(西島秀俊)が、ひより(高畑)とともに、現場捜査に当たる。西島といえば、「MOZU」(2014年、TBS)や「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班(2017年、カンテレ)などで、刑事を演じさせたら他の追随を許さない。

■主役級の俳優を配して、単純な刑事物の謎解きに終わらせない

 物語は1話完結で、チームのメンバー同士のドタバタやひより(高畑)の失敗などがコミカルに、ときには人情豊かに事件解決されていく。チームことに夏目(西島)が現役時代に抱えた事件の残像が縦糸となって、ドラマを貫いている。それは、ある企業にからむ事件であることが徐々に明らかになっている。さらに、この事件にはひより(高畑)の父・牧野尚人(水橋研二)の死も絡んでいるのだろう。

 脚本の黒岩勉の巧みなストリーテラーぶりに拠っている。

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