ボスニア・ヘルツェゴヴィナの海岸線はどうして世界で一番短いのか?

ボスニア・ヘルツェゴヴィナの海岸線はどうして世界で一番短いのか?

(greta6/Gettyimages)

3月15日。世界遺産の町ドゥブロブニクからアドリア海沿いの海岸線を快走。ダルマチア地方特有の複雑な海岸線と島々が織りなす絶景が早春の陽光に映える。

 ちなみにダルマチアと言えば往年のディズニーアニメの“101匹わんちゃん大行進”で有名になった犬種ダルメシアンの発祥の地である。ところが残念ながら百キロ以上もダルメシア地方を走ったが一匹もダルメシアンを見ることができなかった。

 ドゥブロブニクからのどかなダルマチアの海岸線を50キロくらい走った地点で検問所のような小さな詰め所があり警備員に停止を命じられた。

 クロアチアとボスニア・ヘルツェゴヴィナの国境検問所であるという。とっさのことで自分の現在位置がどこなのか理解できず面食らってしまった。『地球の歩き方』に掲載されていたクロアチアの概観地図でおおよその地理的位置関係を頭に入れて走っていた。ドゥブロブニクからスロベニアに近いリエカまでアドリア海沿いに数百キロ以上細長くクロアチア領が続いていたはずである。

 再度『地球の歩き方』の該当ページの地図を開いて子細にチェックすると1ミリくらいクロアチア領土の海岸線が途切れてボスニア・ヘルツェゴヴィナの領土がアドリア海の入り江に顔を出しているように見えた。詰め所の係員にその地図の該当箇所を指さして聞くとニヤリとして「イエス」と答えた。

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