トランプを試すロシア

トランプを試すロシア

(iStock)

 モレル元CIA長官代行とファルカス元米国防省ロシア担当次官補が、4月11日付けニューヨーク・タイムズ紙に「ロシアはトランプを試しているのか」と題する論説を寄せ、最近のロシアのやり方に対する米国の不満を表明しています。論説の概要、次の通り。

 シリアは、プーチンがトランプ就任後世界で行っている破壊的活動の一例に過ぎない。1月、東部ウクライナの分離主義者は多分プーチンの指示の下、ウクライナ政府軍への戦闘をここ1年半で最も高いレベルにした。ミンスク合意への直接的挑戦である。

 2月半ば、プーチンは東部ウクライナの分離政府が発行する旅券を認めるとの指令を出した。その後、プーチンの賛同、あるいは許容の下、ルハンスクでロシアルーブルを法定通貨にすることが発表された。東部ウクライナへのロシア主権の拡大である。

 1月、白ロシア(ベラルーシ)でのロシア軍駐留増加を受け入れさせるため、白ロシア国境に軍を集結させた。3月には南オセチア(グルジアの分離共和国)の軍をロシア軍に編入した。3月、スカパロッティ将軍(欧州での米軍司令官)は議会で、ロシアとタリバンの接近が見られる、ロシアがタリバンに武器供与をしていると述べた。

 最近、トマス・ワルドハウザー(アフリカ米軍司令官)は、リビアでロシアはトリポリの国連が認める政府に抵抗しているハフタールを支援していると指摘した。シリアの独裁者アサドを支持し続けている。

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