メトロポリタン美術館の個展が示す、川久保玲氏のカリスマ性

 5月4日からニューヨークのメトロポリタン美術館で川久保玲/コム・デ・ギャルソン展が開催されて、日本でもアメリカでも大きな注目を集めている。

 これにつけられている「Art of the In-Between」(その狭間にある芸術)というタイトルを、キューレーターのアンドリュー・ボルトン氏は、こう説明している。

川久保氏の作品は、

Absence/ Presence(不在と存在)
Fashion/Antifashion(ファッション、アンチファッション)
High/Low(高潔なもの、世俗的なもの)
Then/Now(当時、現在)

 など9つの相対するものの狭間を、象徴して表現しているのだという。

 何やら禅問答のようだが、この展示会を見ればこれが従来のファッションエキジビションではないことがよくわかる。

 メトロポリタン美術館のコスチューム・インスティチュート部門では、これまで多くのデザイナーの作品を展示してきたが、生存するデザイナーの個人展はこれでまだ2回目。1983年に開催されたイブ・サンローラン展以来だという。

 だが今回の「Art of the In-Between」は、これまでに開催されてきた他のファッションデザイナーの作品集とは、まったく違ったイベントに仕上がっているのだ。

続きは WEDGE Infinity で

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