「頑張らない勇気」「お金持ち」より「時間持ち」の時代へ

■「お金持ち」より「時間持ち」とはどういうこと?

 「お金の投資」は誰でも簡単にできるわけではありませんが、「時間の投資」は誰もが平等にできます。インターネットの活用により、「時間持ち」の発想と実践が新しい価値を生み出しました。と語る、ミクルの福井直樹さんに今回はお話を伺いました。

 幼少の頃からお金を支配したいと、あがいていた福井さん(詳細は後述プロフィールに記載)、支配したいと思えば思うほど、常にお金に支配され続けてしまうことに気付きました。一般的には、2度の会社売却という「ある種の成功」を手にした訳ですが、この経験でお金に対する考え方が変わりました。

 1度目の起業は、アイデアと情熱で育てたサービスでしたので、上場準備のために少ない睡眠時間で頑張り続けました。多くの友人や先輩から出資を仰ぎましたが、結果はバイアウトという選択で、金銭的なリターンはあっただけで終わりました。

 次に会社売却で得たお金で、2度目の起業をしました。結果を出した後、韓国上場企業へ売却、その後日本法人の代表になりましたが、売却後の悲哀か、株主である相手に思うがままされてしまったという経験をしました。

 この2度の会社売却で物質的豊かさをもたらされたことは事実でしたが、同時に多種多様な精神的苦痛をも伴うものでした。一攫千金は重要ではない、リスクを冒して起業し、金銭面で成功できたとしても、大資本の前では力がない……。

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