大卒投手のレベルが下がった理由は何なのか?

大卒投手のレベルが下がった理由は何なのか?

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 鳴り物入りでプロ野球の門をくぐった大卒新人投手たちがどうもピリッとしない。その最たる例が昨秋、ドラフト会議の1位指名で5球団が競合、ソフトバンク・工藤公康監督が当たりクジを引いた田中正義(創価大)である。開幕して1カ月半以上、一軍はおろか二軍でも実戦で登板できていない。「こんな調子では使い物になるまでに2年はかかる」と首脳陣のひとりはため息をもらす。

 田中の外れ1位で5球団が競合、ロッテが射止めた佐々木千隼(桜美林大)はどうか。4月6日に本拠地・ZOZOマリンスタジアムでの日本ハム戦でデビューし、5回を3安打1失点に抑えて初勝利を挙げた。が、その後は3試合で3敗と地力のなさを露呈。二軍でさえ3試合で0勝2敗、防御率5・40。一軍に再昇格し、満を持して登板した今月11日の楽天戦も3回4安打3失点とプロ入り最短でKOという体たらくである。

 広島の外れ外れ1位・加藤拓也(慶大)もよかったのは最初だけだった。4月7日、本拠地・マツダスタジアムでのヤクルト戦に初先発し、9回1死までノーヒットノーラン、2安打1失点で初勝利を挙げたときには「末恐ろしいルーキーの登場」と騒がれている。

 しかし、それからは4試合に投げて0勝3敗。しかも、4月28日のDeNA戦は3回3分の2で4安打5四球3失点。5月5日の阪神戦は4回3分の1で3安打5四死球1失点。2試合続けて制球難をさらしたあげく、5回と持たずにKOされ、ここで二軍落ちが決まった。

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