中国に主役≠演じさせる愚、核危機解決は米朝直接対話で

中国に主役≠演じさせる愚、核危機解決は米朝直接対話で

(iStock)

 一時、動静が途絶えていた米空母の動きが再び慌ただしくなってきた。すでに日本海を警戒中の空母「カール・ビンソン」に加え、「ロナルド・レーガン」が横須賀基地を出港した。2隻体制で北朝鮮への圧力を強める。空母増派は、北朝鮮が今月14日に弾道ミサイル発射実験を強行したことを受けた決定。これら空母が活躍する場面が出来するのか、それとも別な展開を見せるのか。

 国の重要な記念日、節目に挑発行為に出るのが北朝鮮の常とう手段だ。先月来、故金日成主席の生誕105年、軍創建記念日など、各国が警戒を強めていた時期は大きな示威行動を控えた。金正恩がおじけづいたのか、韓国大統領選への配慮かなど真意が取りざたされていたさなかの14日、「新型の弾道ミサイル」を発射する暴挙に出た。

 空母増派で、再び米軍による武力攻撃の可能性が高まったとみる向きもあるが、本当にそうなるかどうか、予測は難しい。

 いくつかの展開が考えられる。

 空母2隻体制の緊張状態がしばらく続くとして、その後、あらたな挑発がなく、自然に緊張状態が軽減、解消されていくーこれが、現時点でベストだろう。

 もちろん、満を持した米軍が攻撃にでる可能性も十分あるだろう。

 もうひとつは、関係国による話し合い、交渉の開始だ。平和的な解決は各国が望むところであり、最有力、もっとも現実的といえよう。すでに多くの専門家らがこの可能性に言及している。

 危機の後に、交渉が始まるというパターンは、北朝鮮の核開発に関して、これまでも繰り返されてきた。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)