海の幸に感謝をささげる伊勢えび祭

海の幸に感謝をささげる伊勢えび祭

伊勢えび神輿が登場し、祭りの熱気も最高潮に

 三重県志摩半島の伊勢志摩国立公園内に位置する志摩市浜島町。熊野灘と英虞(あご)湾に面し、古くから伊勢えび漁が盛んなこの地で、毎年6月の第1土曜に、海への感謝と豊漁の願いを込めた「伊勢えび祭」が開催される。

 伊勢えび祭が最初に催されたのは、昭和36年(1961)のこと。回を重ねるごとに趣向が凝らされ、平成4年にはえびの稚魚が跳ねる様子をイメージした「じゃこっぺ踊り」が登場。今や祭りの華として欠かせない存在になった。

 夏場は海水浴場として賑わう浜島海浜公園を舞台に、14時ごろ魚介類への供養や町の安全を祈願する式典で祭りの幕が開く。日が落ちるころ、「夢街道」(国道260号線)沿いを踊りながらパレードする「道中じゃこっぺ踊り」がスタート。舟形の2台の山車(だし)には囃子方が乗り、踊りを盛り立てる。

 道中じゃこっぺ踊りが会場に到着すると、雌雄それぞれ1基の巨大伊勢えび神輿が踊りの輪に入る。観客も入り乱れ、5000人に上る総踊りでクライマックスを迎え、締めくくりに打ち上げ花火が夜空を彩る。

 会場では伊勢えび入りの「長寿汁」をはじめ、伊勢志摩の特産品も販売される。祭りとともに、海の恵みに感謝しつつ郷土の味覚を楽しむのも一興だ。

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