小学生になってもおねしょが治らないのは異常ですか?

小学生になってもおねしょが治らないのは異常ですか?

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質問:4月に小学生になった子どもがいますが、おねしょが治らずいまだに紙オムツをはいて寝ています。「紙オムツを使っている子はおねしょをしても不快感がないから起きてトイレに行くようになりにくい」と言う人もいますが、本当なのでしょうか。無理にでもパンツで寝るトレーニングを積ませたほうがいいのでしょうか?あるいはもっと厳しくしつけるべきでしょうか…?

答え:おねしょがなくなる時期は個人差が大きく、6歳でおねしょのある子は珍しくありません。おねしょの原因は寝ている間の「抗利尿ホルモン」の分泌量がまだ少なく、膀胱におしっこをためきれないことにあり、パンツで寝たからと言っておねしょが治りやすくなるわけでもありません。お子さんにプレッシャーをかけることはせず、まずは生活習慣を見直しながら見守りましょう。

答える人 石橋涼子先生(石橋こどもクリニック院長)

 おねしょがなくなるのは(1)膀胱の容量が大きくなる(2)夜間の抗利尿ホルモンの分泌量が増える の二つの条件がそろうことによります。これはどちらも子どもの成長に伴って徐々に進んでいくものですが、そのペースには大きな個人差があり、そのために、早くから夜のオムツが要らなくなる子もいれば、かなり大きくなってもおねしょをする子もいるのです。

 (1)については、膀胱の容量が大きいほど、より尿を溜めておけるというシンプルな理屈です。(2)の抗利尿ホルモンは脳下垂体から分泌されるホルモンですが、日中よりも夜間のほうが分泌量が多くなる特徴(日内変動といいます)があります。

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