変わり始めたサウジアラビア

変わり始めたサウジアラビア

(iStock)

 ワシントン・ポスト紙コラムニストのイグネイシャスが、4月20日付同紙掲載の、サウジのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子との長時間のインタビューで、副皇太子がサウジを国民が生活を楽しめるような国に改造したいと考えていると述べた旨を記しています。要旨は以下の通りです。

 副皇太子がサウジを変える運動を始めて2年になるが、経済、社会改革を進めるための政治的指導力を強めているようである。

 副皇太子は、改革にとって重要なのは国民が伝統的社会の変革を喜んで受け入れることである、もし国民が納得すれば変革を妨げるものは無い、と述べた。

 サウジ国民の変化への希望は強まっている。さる世論調査によれば、サウジ国民の85%が、政策について宗教指導者よりは政府を支持すると述べた。また77%が政府の改革計画「ビジョン2030」を支持し、82%が公共の場所での、男女が参加する音楽の公演を望むと答えた。

 改革計画はゆっくりではあるが着実に進んでいるようである。経済面での最大の変化はサウジアラムコの株の5%の公開である。おそらく何千億ドルもの資金を得ることになると思われる。それは経済の石油依存を減らし、多角化を図るために使われることとなろう。優先分野の一つは鉱業であるが、そのほかに軍需産業、自動車生産、娯楽、観光産業の創設などに使われるだろう。

 娯楽産業はサウジ経済の開放の象徴といえる。

 すでに変化は始まっている。

1 2 次へ

関連記事(外部サイト)