実は恩義を重んじる、日ハム栗山監督とレアードの“絆”

実は恩義を重んじる、日ハム栗山監督とレアードの“絆”

(iStock)

 日本ハムが最下位に沈んでいた4月20日、東京ドームでのオリックス戦の試合前のこと。スシポーズ=i寿司を握る真似)のパフォーマンスでお馴染みのブランドン・レアードが、栗山監督に向かって明るく声をかけた。

レアード「(日本語で)元気デスカ?」
栗山監督「元気じゃないよ」
レアード「0h,Why?」
栗山監督「いや、いまは元気じゃないけど、試合が始まったら元気になるから」
レアード「(日本語で)頑張ッテ〜!」
栗山監督「OK!…OKじゃねえよ! おまえが頑張ってくれよ!」

 栗山監督が返した一言に、私は思わず噴き出してしまった。このやり取り自体は取材の現場でよくある笑い話だ。テレビニュースや新聞記事になるようなネタではない。

 しかし、その後、レアードが調子を上げるにつれ、日本ハムも徐々に勝ち星を伸ばし、5月3日のロッテ戦で5位に浮上する。さらに、12日のロッテ戦では13安打15得点で大勝。日本ハム打線が放った7本塁打のうち、2本がレアードのアーチだった。レアードの勢いは翌13日も止まらず、のっけから2発のホームランを打って、4打数連続本塁打の日本タイ記録を達成。ロッテのアルフレド・デスパイネとホームランダービーのトップを争っている。

 事ここに至って、私は考えた。先日のレアードと栗山監督の会話には、ひょっとしたら深い意味があったのかもしれない、と。あるチーム関係者がこう解説してくれた。

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