東京で目にした「ニューヨーク市の砂」の謎

東京で目にした「ニューヨーク市の砂」の謎

(iStock)

 先日、日本に一時帰国をすると面白いものが目についた。

 東京駅の大丸デパート一階の菓子売り場で、長い列が出来ている。今流行っている新しいお菓子は何なのだろうかと好奇心で覗いて見て、驚いた。

 カウンターの上には「New York City Sand」と英語で書いてあるではないか。

 私は日本生まれの日本人だから、このSandが実は Sandwichの省略であることは瞬時に理解した。

 だが、英語圏の人間が目にしたら、こう見えるのである。

 「ニューヨーク市の砂」

■略してはいけない言葉

 英語にも、abbreviation(略語)はたくさんある。その多くは、BLT(Beacon, Lettuce and Tomato) とかVIP(Very Important Person) とか ASAP (As Soon As Possible)など、単語の頭文字をとって、アルファベットを並べてしまうやり方だ。

 あるいはMacDonald(マクドナルド)を Mac, Vegetable(ベジタブル)を Vege(ベジ)と呼ぶことなどもある。

 でも英語圏でPineapple (パイナップル)がPine(パイン)に、そしてSandwich(サンドイッチ)が Sand(サンド)に略されることは絶対にない。

 Pineと言えば松のこと。

 Sandは砂、という全く別な単語になるからだ。

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