イランが国際社会に復帰することの意義

イランが国際社会に復帰することの意義

雪山の美しいテヘラン市内(iStock)

 かなり昔イラン人から、あなたは「たこ焼きが好きですか?」と聞かれたことがある。唐突だったのだが、本当に大好きなので正直に答えた。「あれはイランの物なのです」。よく意味がわからなかったが、どうもたこ焼きソースはイラン製だということらしい。濃厚たこ焼き・お好み焼き用のソースはナツメヤシをかなり含んでいる。自然に熟れたナツメヤシすなわちデーツは大粒の甘納豆のような甘みの宝庫でもある。

 フランス大統領選は日本でもそこそこ話題となった。ルペンが当選するのではないかといって、危機感が生まれユーロが売られた。この動きをみて、もしやというありもしない可能性を語る向きがあったが落ち着いた。韓国の大統領選が予想通り決まったころ、本当は世界の今後を占う大統領選挙がもう一つあった。イランの大統領選挙だ。

 1981年と思うが、イスラエル空軍機が15機でサウジアラビアの国境地帯を低空で飛びイラクに侵入、原子力施設を破壊し何もなかったかのように帰還したという出来事があった。イランの核開発に対しても、イスラエルが同様の作戦をするのではないかという話があった。イスラム圏の超大国で、数千年の歴史のある国ペルシャはイランと名前を変え、核武装をめざしながら世界中と対峙している。今のところ、つむじ曲がりの国としてかたづけられてしまうが、それでよいのであろうか。

 古代ギリシャと戦い、ローマ帝国と覇権を争ったペルシャが、長い眠りから覚醒したら世界の中心の一つとなる。

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