女性購入比率40%の黒物家電、ロボホンの正体

 「ロボホン」が発売されたのは、2016年5月26日。ちょうど1年間。かなりメディアに取り上げられたので、知っている人も多いと思う。見た目は小さい人型ロボット。しかし名前に「ホン」が付いている通り、カテゴリーは「携帯電話」である。

 携帯電話の発展系「スマートフォン(ホン)」は、携帯電話に超小型パーソナルコンピューター(以下パソコン)を付けた様な家電であるが、「ロボホン」はパソコンの代わりに小型ロボットが付いたと考えていただければと思う。

 オーディオ、テレビ、パソコン、携帯電話などは、家電の内では「黒物」と呼ばれるセグメントに入る。一般家電を「白物」というのに対しての呼び方だ。

 黒物家電の特長の一つに、男性ファンが多いことが上げられる。オーディオ、テレビ、パソコンはマニア向けの雑誌も出ているのだが、読者は90%以上が男性だそうだ。Webでも同様。やはりアクセスするのは男性がほとんどだそうだ。

 しかしシャープの広報によると、ロボホンの購入者の40%は女性とのこと。

 聞いた時、正直、驚いた。黒物に男性が付くのは、メーカーによる技術差、性能差が明確にあるため比較競争ができるからだ。このため黒物家電は、価格がこなれるまで、機種選びは男性がすることが多い。

 マーケティングでは、早期購入者をアーリー・アダプター(早期受容)といい、アーリー・アダプターは、その製品をいち早く理解し、自分の生活に積極的に取り入れるのだが、黒物家電は多くの場合、それは男性だ。

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