名品・焼き牡蠣の旨みは、愛と情熱の総合力

名品・焼き牡蠣の旨みは、愛と情熱の総合力

鯛、牡蠣、オマール海老のシャリアピン、にんにくポテト焼き。料理はすべてコース(税別2,500円から)で、メインは日替わりとなる。

 広島市中心部から南西に車で20分余り。高台にある江波山(えばやま)公園の中に、瀟洒(しょうしゃ)なロッジ風の建物が。店の入り口には、牡蠣(かき)のシーズンを示す旗や幟(のぼり)が掲げられている。

 フレンチレストラン「シェ・ヤマライ」は、とりわけ焼き牡蠣の美味さに定評がある。地元のテレビ局による調査で「牡蠣の美味しい店1位」に選ばれたこともあるそうだ。

 私たちが取材に訪れたのは、日曜日。飲食店は普通、来客数が多い週末の取材を避けたがる。ところが今回は、店側の強い希望で日曜日に行われることになった。

 「スタッフ全員が顔を揃えるんですよ、日曜は。せっかくの機会ですから、全員揃った写真を載せてもらいたいと思って」

 代表の山口成之(なるゆき)さんが、よく通る大きな声で説明する。そこで、まずは公園内でスタッフ全員の撮影を行った。和気藹々(あいあい)の雰囲気。このチームワークの良さは間違いなく客に伝わり、リピーターを増やしているに違いない。そう感想を伝えると、
 「レストランは総合力なんです! 建物の雰囲気、サービスマンの気持ち、料理。この3つが揃わないと、長く続きません」
 と、笑みを見せた。

 創業は明治33年(1900)。当地の名士・山岡来次郎(らいじろう)氏とその親族である松谷(まつたに)家が、お汁粉や酒を出す茶店として開いた。店名は、山岡氏の通称から。

続きは WEDGE Infinity で

1

関連記事(外部サイト)