トランプの二大欠陥、虚栄心とプーチン政権に対する鈍感さ

トランプの二大欠陥、虚栄心とプーチン政権に対する鈍感さ

(iStock)

 トランプ大統領がロシアのラブロフ外相とキスリャク駐米大使に同盟国より提供された機密情報を伝えたことが米国で大きな問題になっています。最初に報道したワシントン・ポスト紙は、この件について「トランプは機微な情報について信用できない。今や世界がそれを知っている」との社説を5月16日付けで掲載しています。社説の概要は次の通りです。

 ロシアの高官にトランプ大統領が高度な機密情報を開示した件は、彼が機微な国家安全保障事項を取り扱う準備が全く出来ていないことを示している。トランプは「イスラム国」の航空機攻撃計画についての情報を先週の会談の際に、ロシアのラブロフ外相に提供した。ワシントン・ポスト紙は、この情報(外国政府から提供された)がロシア側に情報の源を特定する可能性を与えると報じた。

 大統領の不注意の影響は大きい。情報の流れを止め、現場の工作員を危険にさらすことに加えて、トランプは世界に彼が機微な情報について信頼できないことを世界に知らせてしまった。  

 CIAと機密を共有している英国からイスラエルの政府は協力のあり方を見直さざるを得ないだろう。中ロのように協力関係を持たない国は、トランプへのアクセスを情報引き出しのために利用しようとするだろう。

 漏洩を弁護するホワイトハウスは混乱している。本件についての報道が出た後、マクマスター安全保障担当補佐官は「間違っている」と否定した。

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