インテリジェンスを理解できないトランプ

インテリジェンスを理解できないトランプ

(iStock)

 ワシントン・ポスト紙コラムニストのイグネイシャスが、5月16日付の同紙で、トランプと情報機関の確執を取り上げ、トランプ政権の綻びが始まっていると書いています。論説の要旨は、次の通りです。

 情報機関のコミュニティーが有する脆弱な秘密のネットワークを瀬戸物屋、そしてトランプを情緒不安定で躾のなってない雄牛と見立てて欲しい。数カ月にわたり、我々はこの両者の破滅的な衝突を見せられて来た。

 最も新しいスキャンダルは携帯パソコンに仕込んだ爆弾によるIS(イスラム国)の航空機上のテロの脅威に関する秘密情報をトランプが自慢気にラブロフ外相に漏らしたというものである。愚かで無謀な行動である。続いて、去る2月、トランプがコミーFBI長官に対し、解任したばかりのフリン補佐官に対する捜査を止めるよう要請したことが明らかになった。

 これはホラー映画である。マクマスター補佐官は、大統領の行動は「全く問題ない」と述べてトランプの弁護に悪戦苦闘した。もし、問題がないなら、どうしてボサート補佐官がCIAとNSAの長官に電話してトランプがラブロフらに喋ったことを警告せねばならなかったのか。大統領には発言要領が必要で、トランプのような経験がなく衝動的な人間が即席でやろうとすると混乱にはまる。Lawfareという公正なサイトは、トランプは「大統領職を誠実に執行する」という宣誓に違反したのではないかという問題を提起している。

1 2 3 次へ

関連記事(外部サイト)