トランプが生き還らせた米・サウジ同盟

トランプが生き還らせた米・サウジ同盟

(iStock)

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、トランプのサウジ訪問について「トランプの中東リセット。訪問は米・サウジ同盟を生き返らせ、イランにメッセージを送る」との社説を5月21日付けで掲載し、この訪問を評価しています。要旨は次の通りです。

 イランでロウハニ大統領が再選される中、トランプ大統領は5月21日サウジを訪問した。これは偶然のタイミングであるが、象徴的でもある。イランが中東支配の意図を再確認する中、トランプはスンニ派アラブ諸国との伝統的な同盟を生き返らせている。

 バラク・オバマは丸8年間、イランに傾いていた。オバマは、湾岸諸国、イスラエル、エジプトとの関係を軽視し、ずっとイランとの核合意を追求してきた。トランプはこの傾向を逆転させようとしている。

 今回のイランの大統領選挙では、憲法擁護評議会が多数の候補を資格なしとし、残った6人の候補はハメネイと革命防衛隊が許容する狭いイデオロギーの枠内にあった。ロウハニは西側で穏健派とされるが、国内弾圧や地域での侵略を行っている。

 ロウハニは2015年の核合意を多分尊重するだろう。制裁解除で聖職者はお金の面で一息ついている。しかし弾道ミサイル開発や核開発技術を秘密裏に進める可能性がある。

 オバマの期待に反し、核合意はイランの米国への敵意や地域支配企図を変えなかった。革命防衛隊はシリアでアサド、イラクでシーア派民兵、レバノンでヒズボラ、イエメンでホーシー派を支援している。

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