子育てに無関心なお父さんを責めても意味がない

子育てに無関心なお父さんを責めても意味がない

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ライフネット生命会長・出口治明さんが「歴史」や「教養」をテーマに、さまざまな有識者をゲストに迎える対談企画「出口さんの学び舎」。技術革新やグローバル化により変化の激しい現代で、ぶれない軸を持って生きていくために必要なものとは何か、対話を通じ伝えていく――。

*前編はこちら

■子どもは身近なロールモデルに強い影響を受けます

出口:子どものやる気と経済学の関連性はどう考えればいいのでしょうか。どうやって、子どもをやる気にさせたらいいのでしょうか。

中室:これは、講演に行くとお母さんに聞かれる、一番多い質問です。

出口:僕は本好きなので、若いお母さんの集まりで「どうやったら子どもを本好きにできますか?」と聴かれたんです。答えは簡単で、「図書館に行って、分厚い本を2、3冊借りてきてください。お父さんとお母さんがその本を開いて、読まなくてもいいからゲラゲラ笑ってください。そうしたら子どもは『本って面白いみたいだな』と思うんですよ」と言っています。

中室:なるほど。

出口:先ほどの話にもあったように親はロールモデルです。人間ってロールモデルをまねようと思うんですよね。だから、子どもにこんなことをやらせたいと思ったときには、まず親がやればいいんじゃないでしょうか。嘘でもいいので。

中室:今、出口さんがおっしゃったことは、経済学では「ロールモデル効果」と呼ばれています。良いロールモデルがいると、子どもの行動やモチベーション、関わり方が変わってくることが実証的に明らかにされています。

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